おとうふ工房いしかわに行く


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地元ケーブルテレビさんの特番取材でおとうふ工房いしかわへ。番組をひとことで言えばは「会社紹介」。しかしこの会社紹介は「企業は、人なり」をテーマにしている。

社長を通して会社を見る番組なのだ。地域に根ざしてがんばる企業はほぼ間違いなく社長にかかっている。社長の思想がモロに反映するのだ。その会社では社長の思想を受け止めて社員もがんばっている。
番組ではリポーターとして田中ふみえさん(語り手)が登場するが、彼女は頭をからっぽの状態で社長に会いに行き、そこで社長と初対面から始まって色々と語り合ううちに何かを感じてもらおうというスタイルにしている。つまり社長との出会いをドキュメンタリー形式で仕立ててその人柄や考え方を感じ、会社を見るわけだ。だから台本は存在しない。通常30分の企画番組に台本がないなんてありえないとお考えだろう。

以前私は民放で旅番組企画をやっていた。それは東海3県全ての市町村を1ヵ月半で回るという実に過酷な企画で、しかも毎日朝のワイド番組で生放送、夕方のニュース番組ではVTRを5、6分放送していたのだ。平均すると1日に回る市町村の数は8。ほとんどビョーキだ。睡眠時間1、2時間で回り続け最後のゴールにたどり着いたときにはさすがに目頭が熱くなった。そのときは仕込みなどしている余裕などなくロケをしながら同時に構成を組み立ていた。毎日がドキュメンタリー番組の取材みたいなものだ。取材前の段階では台本などない。しかし取材後は毎日その日のうちに台本を書いて局へ送らなければならなかったのだ。壮大なドキュメンタリー、ロードムービー・・・みたいな。
だから事前台本無しで取材するという過酷な修行をここで毎日経験することができたのだ。しかもこうした取材のほうが断然面白いと実感した。底なしな面白さがそれ以来忘れられないでいる。今回の会社訪問もそのスタイルを踏襲したものなのだ。

事実は小説よりも奇なり

ドキュメンタリーはドラマよりも奇なり

リサーチはロケよりも奇なり

毎回リサーチをしていると、そのときが一番面白い!と感じることが多い。だからその思いをロケで体験するための方法をこれまでも考えてきた。今回の番組もその一環である。
我々としてはこれまでにない会社訪問番組を作りたいと思っている。この取材で語られている社長の言葉は作られた言葉ではなく本当の生の声だ。予定調和の世界では決して見ることの出来ない「奇」な世界が見られるはずだ。
最終的にはこの番組が地域社会勉強の教材として楽しく見てもらえるコンテンツとなり、さらにはその会社に就職したいという若者が増えることを目的としたい。が、これはあくまで夢、というか妄想。とりあえずは「何故か日本一面白く見れてしまう会社訪問番組」を目指す、というのはどうだろうか。

これはある意味恐るべき番組なのだ。だって見るとその会社に就職したくなるのだから。
放送は4月。

コメント

  1. sin より:

    なるほど。
    そうきましたか。。。
    これは楽しみです。
    恐るべし!!MVJ

  2. カントク より:

    本日もう一つの取材先である鈴木電気商会さんに行ってきました。これでロケも2回目という事もあり、なかなかいい雰囲気になってきました。これは絶対にレギュラーにした方がいいと思いますよ。

  3. sin より:

    早く見たいなあ・・・
    って、試写19日?
    ロケかなあ〜

  4. カントク より:

    試写はまだ未定です。でも来週にはボツボツ形になっていないと間に合いませんね。